事業用資産の買換特例とは、どのような制度なのでしょうか。簡単に言えば、事業用・賃貸用に利用していた不動産を譲渡して、新しい不動産(一定の基準を満たしていることが条件)を取得した場合、譲渡したことにより発生した利益のうち80%の課税が繰り延べられるという制度です。例えば、千葉県のアパートを1億円で売却し、この売却代金で都内に土地を購入して、マンションを建築、賃貸したとします。もし買い換えをすることなく、アパートを売却しただけなら、売却額1億円か譲渡収入(課税対象)となります。しかし、買い換えをした場合には、1億円×80%=8000万円が繰り延べられるので、残りの2000万円が譲渡収入(課税対象)となるのです。仮に、建築費、購入代金、譲渡経費などの費用をゼロとして計算すると、譲渡所得の税率は20%(所得税15%、住民税5%)ですから、買い換えしない場合の税金は、1億円×20%=2000万円。これに対して、特例を適用した場合には、税金が80%圧縮され、400万円(2000万円×20%)まで節税されるのです。
落ち着いたぬくもりやあたたかみのある木製の家具は、幅広い年齢層に人気です。でも、一度買ったら、それっきりではありませんか?日本の家庭では、ホコリを拭き取るために、ときどき拭き掃除をするくらいで、メンテナンスをほとんどしないのが実情です。それもぞうきんを絞って水拭きするのですから、家具はどんどん白茶けて、風合いをなくしていくばかり。結婚してから私が選んだのは、木製のクラシカルなアンティーク家具ですが、週に一度、15分かけてささっと、必ず、ワックスで磨きます。使い古しのタオルを切り刻んで作った雑布(ウエス)で乾拭きすると、家具がまるで輝くような笑顔を見せているように感じられます。愛着がいっそうわいてくるのです。日本でも、昔は布にくるみを巻き、木の実からにじみ出る油分で水屋や箪笥を磨いたり、ぬかで床柱を拭いたものでした。みなさん、洗顔した後は必ずお肌のお手入れをすると思います。乳液や美容液をぬった後はお肌シットリ……ですよね。それと同じなのです。木の家具にもワックスが必要。スッピンのままだとお肌がツッパってくるように、家具のお肌もお手入れしてシットリ、ピカピカにしてあげて下さい。そのときは面倒に思っても、手をかければかけるほど美しくなっていき、家具や家がいとおしくなるのは私の実感です。イギリスでも日本でも、そうやって大切な家具を、代々子孫に受け継いでいったのです。わが家の食器棚は、今年で購入してから21年目。孫の時代まで喜んで引き継いでもらえるように、わが家印のアンティークになるまで、大事に使っていきたいと思います。
鍋、ボウル、ザルなど、底が丸くて深い調理道具は、収納が大変だ。ふつう、シンク下の戸棚に入れるが、よく使うものだけに、腰をかがめるのがつらいという人も多いだろう。そこで、引き出し式のラックを使って、立ったまま上から取れるかたちにするのが、上手な収納のコツ。オープン棚に置いたり、壁にフックを付けて掛けたりしておくのもいい。この場合、鍋のフタはまとめて別の場所に収納するか、ラックの中に入れておく。また、包丁は毎日使う道具のうえ、うっかりすると体を傷つける心配もあるので、収納には十分気を使いたい。シンク下の包丁差しに収納するのが当たり前と思っている人もいるが、これは案外危険な方法。考え事でもしていると包丁差しに差したつもりが、うっかり足の上に落としてしまったという事故も起きかねない。安全性と使い勝手を考えると、包丁はシンク近くの引き出しに収納するのがいちばんいい。そこはほかの刃物類もまとめ、食卓用ナイフや缶切りもいっしょに入れる。切り板で仕切っておけば、中がごちゃごちゃになることもない。